号外 新型コロナ すでに恐れなくてよいレベルでは?
以下の田中宇氏のレポートから、日本のPCR検査のCT値が40に設定されていることにより、本来は新型コロナ陽性でない人が9割以上存在するはずです。ですからこの数値を40のままにした状態で、「感染拡大」、と言われても何の根拠もなく、陽性反応の出た人の大半が無症状であるのもうなずけるのです。
コロナ騒動から1年以上を経た現在、このPCR検査CT値を、せめて25に設定し直すことと、エボラ出血熱並みの、重度の感染症指定から、普通のインフル並みの感染症扱いに変更することが求められているのではないでしょうか。この2点が速やかに実行されれば、すべて一挙に問題は解決するものと考えられます。自粛要請により、どれほど多くの人々が塗炭の苦しみを被っていることか、バランス感覚を以って判断することが大切、と思います。
コロナ危機誇張の要諦はPCR検査 田中宇の国際ニュース解説より
https://tanakanews.com/210424corona.htm
新型コロナのPCR検査は、検査対象者の咽頭から拭い取った体液に含まれている遺伝子類を何回も増幅して人工的に増やし、染色して可視化するが、この増幅をやりすぎると、無関係な「ノイズ」をコロナウイルスの遺伝子と誤判断する「偽陽性」が多発する。何気なく撮った空の写真を大幅に拡大したら画像のノイズがUFOに見えてしまって大騒ぎするのと似ている。「闇夜の枯れすすき」である。米政府のコロナ政策の責任者であるアンソニー・ファウチCDC所長は昨年7月に「増幅度が35サイクル(2の35乗=344億倍)を超えるPCR検査は(誤判断=偽陽性が多すぎて)無意味だ」と発言したが、日本や米国の多くのPCR検査は増幅度が40サイクルだ。英国政府が昨年3月に作った新型コロナのPCR検査のマニュアルでは、増幅度が45サイクルになっている。 (The real pandemic is an outbreak of PCR testing) (‘test’ is being massively amplified to systematically secure false positives)
ウイルスの存在を調べる方法としてPCR検査より確実なのは、何週間もかけてウイルスを培養して増殖して可視化することだ。PCR検査が発明される前はこの方法で検査していたが、重症化しかねない感染者の検査に何週間もかかるのはダメなのでPCRが使われている。PCRで陽性とされた検体を何週間かかけて培養してみて、実際にウイルスが増殖して可視化できれば真の陽性だし、そうでなければ偽陽性だ。フランス・マルセイユの研究所が、この方法でPCR検査の真の陽性の比率を調べたところ、25サイクルで70%(偽陽性30%)だったが、30サイクルだと20%(偽陽性80%)、35サイクルだと3%(偽陽性97%)だった。この調査では、35サイクルでも偽陽性が97%なので使い物にならない。PCR検査は25サイクル以下でないとダメだという話になる。 (Correlation Between 3790 Quantitative Polymerase Chain Reaction–Positives Samples and Positive Cell Cultures) (WHO (finally) admits PCR tests create false positives)
別の分析者(Niels Harrit)は、マルセイユの研究は高いサイクルの部分の根拠が薄い(調べた検体数が少なすぎる?)と主張し、現実的なところは、25サイクルで偽陽性20%、35サイクルで偽陽性50%だと言っている。こちらが正しいにしても、偽陽性が半分では使い物にならないので、PCR検査は30サイクル以下でやるのが良いという話になる。「PCRは30サイクル以下が良い」というのは、多くの専門家の常識のようだ。そして繰り返すが、日本や米国の多くのPCR検査は40サイクル、英国は45サイクルである。どうみても陽性と判定された人のほとんどが偽陽性だ。40サイクルは、30サイクルに比べて2の10乗=1024倍の誇張だ。 (“Making something out of nothing”: PCR tests, CT values and false positives)
今回、自分が集めた英文情報(1日平均約30本)のうちコロナ関連を1年さかのぼって再読した。すると、昨年末に興味深い出来事があったことを新たに見つけた。昨年12月初め、フロリダ州政府が、州内でPCRやその他のコロナ検査をしているすべての研究機関(ラボラトリー)に対し、PCRの増幅度を含むすべての検査の内容と結果をその都度州政府に報告させる通達を出していた。フロリダ州は議会多数派と知事を共和党が握っている。当時、連邦政府が民主党のバイデン政権になってコロナの脅威を誇張しての都市閉鎖やマスク義務化などの愚策な対策を強化しそうな中、共和党側はそれへの対抗を強めていた。その一つがこの通達で、その意味するところは、州内のラボが、民主党や医薬業界などコロナの脅威を誇張する側と結託して高すぎる増幅度(CDCが推奨してきた40サイクルとか)のPCR検査をやって偽陽性=ニセの感染者を増やしてきたのをやめさせることだった。 (For The First Time, A US State Will Require Disclosure Of PCR 'Cycle Threshold' Data In COVID Tests)
フロリダ州政府はその後、40サイクルとかの検査報告をあげてくるラボに対して「サイクル数をもっと下げろ」と指導し、州内のコロナの偽陽性者を大幅に減らしたと考えられる。昨秋の総選挙で共和党が連邦政府から完全に外されるとともに、共和党はエリート主義を捨てて草の根的なトランプ式ポピュリズムの政党に変身し、それまでのエスタブ主導でのコロナ危機の誇張に乗ることをやめ、コロナ危機の誇張の大黒柱である高サイクルのPCR検査を使った偽陽性の大量生産への加担をやめた。 (Boom: Florida forcing labs to report number of PCR test cycles—game changer)
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